こんにちは！兵庫県加古川市に事務所を構え、溶接・製缶作業や機械組み立て作業を行っております、株式会社伸成工業です。
工場作業では、主にタービンや真空ポンプを製作しておりますが、真空ポンプがどのようなものなのかを事前に理解しておくと就職時に役立ちます。
そこで今回のコラムでは、真空ポンプについて詳しくご紹介します。

真空ポンプについて

まずは、真空ポンプのしくみについてご紹介します。
真空ポンプとは、容器内の圧力を大気圧以下の圧力である真空状態に保つために、容器内の気体を放出するための機械です。
また、真空ポンプは大きく分けて、気体ため込み式と気体輸送式の2つに分類できます。

真空ポンプは主に4種類

真空ポンプは、大きく分けて4種類に分けられます。
1つ目のタイプは往復動式ポンプであり、ポンプ室の容積を変化させることにより、送液するポンプです。
ポンプがこすれる心配がなく、圧力が変化しても排出が安定しているため、高圧力なものの送液に適しています。
2つ目のタイプは回転式ポンプであり、さらに水封式・油回転式・ドライ・メカニカル・ターボ分子の5種類に分けられます。
水封式については、蒸気や水分を含んだものを吸い込んでも影響を受けず、油回転式については真空度を高めることが可能といった点がメリットです。
3つ目のタイプは機械式であり、油などを使用しないためにきれいな状態の真空を得られます。
4つ目のタイプは気体ため込み式です。
気体を貯めこんでから排出するという仕組みであり、排出後に冷却をするクライオポンプの場合は、超真空にすることができるメリットがあります。
真空ポンプを選択する際は、電源方式、廃棄速度、真空到達度、オイル逆流防止機能、付加機能の5つをしっかりと考慮したうえで選ぶようにしましょう。

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