こんにちは！私たちは、兵庫県加古川市に拠点を構え、兵庫を中心に溶接・製缶作業、タービンなどの機械組み立て作業を行っております、株式会社伸成工業です。
私たちが行っている機械組み立て作業の中にタービンの組み立てがございますが、タービンに馴染みのない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回のコラムでは、発電用のタービンとして主要なものになるガスタービンと蒸気タービンについてご紹介します。

ガスタービンについて

まず、タービンの原理についてご説明します。
タービンとは、回転のエネルギーを用いて、流れる流体エネルギーを機械エネルギーに変換するために用いられる機械のことです。
ガスタービンとは、高圧に圧縮した空気に燃料を加えることによって高温高圧の燃焼ガスをつくり、燃焼ガスでタービンを回すことによって発電の動力源となります。
軽量で振動が少ないことに加えて、高出力であるというメリットがあります。
しかし、熱効率がやや不利であることや高温・高圧に耐えられるような材質が必要であるため、コストがかかるといった点がデメリットです。

蒸気タービンについて

次に蒸気タービンについてご紹介します。
蒸気タービンとは、蒸気が持っている熱エネルギーを回転エネルギーに変換する装置です。
高温・高圧になった水蒸気がノズルを通して噴出することによって、蒸気流がつくられ、これが羽根に付くことにより回転エネルギーを生み出し、発電の動力源となります。
蒸気タービンは、一般的に化石燃料やバイオマスなどのゴミが燃料です。
また、蒸気タービンは上記の挙動によって反動式・衝動式タービンの2つに分けられ、それぞれのタービンに優位点があります。
燃料の選択肢は広く、運転音が静かであるというメリットがありますが、効率化には大規模な機械が必要であること、始動に時間がかかるといったデメリットがあります。

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