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金属加工の難削材とは?代表的な種類と特徴をご紹介

こんにちは!兵庫県加古川市の本社を中心に、兵庫県内の溶接・製缶作業、機械組み立てなどの工場内作業や、人材派遣事業を手掛ける株式会社伸成工業です。
金属加工は金属などの素材を機械などで加工し、世の中のさまざまな製品をつくります。
身近に知られる素材の中には、加工の難しい難削材があり、素材ごとにさまざまな特徴を持っているのです。
今回は金属加工の難削材について、代表的な種類と特徴をご紹介します。

ステンレス・チタン

ステンレス・チタン
ステンレスは耐食性・耐熱性・耐酸化性に優れており、キッチンや浴槽、航空分野や医療分野などさまざまな分野で使われています。
熱伝導率が低く切削加工時に発生する熱が逃げにくく、加工により熱が加わると硬度が増すため、高温での加工が難しい素材です。
工具との親和性が高く切削時の切り粉が刃物に溶着しやすいため、工具の刃先が欠損することから、加工精度を出しにくい特徴があります。
チタンは鉄の3分の2程度と軽く、熱に強く耐食性に優れ、高い引張強度があります。
海水に触れる環境でも使用できる優れた素材です。
切削・研磨加工時に発生する切り粉には発火性があり、熱伝導が悪いため工具との合金化や化学反応を起こす可能性があります。

インコネル・マグネシウム

インコネルはニッケルを主体としクロムや鉄、炭素などの成分を含有した金属です。
耐熱性、耐食性が高く、高温下の状況に長時間さらしても高い強度を維持するため、発電所やジェットエンジン、ごみ焼却炉などに使われます。
高温強度が大きく熱伝導率が低いため切削加工が最も困難な材料です。
インコネルは他の素材より切削データが不足しているため、切削条件を探りながら加工しなければなりません。
マグネシウムは実用金属の中でも最も軽く、剛性や強度も鉄やアルミニウムより優れ加工自体はしやすい金属です。
しかし、着火すると激しく燃焼する性質があり、加熱状態で水と接触すると可燃性ガスなどを発生する可能性もあります。

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