コラム

column

知っておこう!製缶加工の公差について種類・許容差を徹底解説

こんにちは!兵庫県加古川市を拠点に、県内の溶接・製缶、機械組み立てなど工場内作業のほか、作業スタッフの派遣事業を行っている株式会社伸成工業です。
製缶や機械加工の製品は、基準となる寸法を厳しくすると品質向上を可能にしますが、過剰にし過ぎるとコストもかかります。
製品や部品は適切な公差の設定により過剰品質を防止し、無駄なコストを抑えることが可能です。
今回は製缶加工の公差について種類・許容差を解説します。

公差とは

公差とは
公差とは設計図面や加工図面において、設計上許容される、誤差を含んだ寸法幅を指します。
例えば、製品の基準寸法10mm、公差+0.5と記入がある場合、完成した製品が10.5mmでも許容範囲内であると判断します。
製品を製作する際は、材のゆがみやひずみ、加工時のずれや機械による微妙な誤差が生じるものです。
しかし、誤差をなくすために精度をあげるとコストや手間がかかるため、支障のない範囲で誤差を許容する公差があるのです。

許容差とは

許容差とは図面に指定した公差の許容幅を具体的に定めたものです。
例えば、前述と同様に、基準寸法10mm、公差+5、許容差+3/-2記入がある場合、寸法の許容範囲は0.5mmです。
許容差は、+3/-2とあるため、公差0.5mmのうち基準軸から+上方向に0.3mm以内、-下方向には0.2mm以内しか誤差は許されません。
つまり、許容差は公差0.5の範囲において、基準軸から上下方向に対し、誤差の数字を明確かつ具体的に指定しているのです。

公差の種類

図面における寸法や形状の指示は、さまざまな種類があり公差も4種類あります。
一般公差は加工方法や材料の大きさによって定めており、適用される部品や製品によって精級・中級・粗級があります。
寸法公差は長さ・距・位置・角度・大きさなど、図面において指示する寸法です。
幾何公差は平面の位置や円に対するズレの誤差、輪郭の面や角度など寸法だけでは指示できない公差を定めるものです。
はめあい公差は軸と穴に対して指示します。

【求人】伸成工業では新規スタッフを募集中!

求人22
ただいま、弊社は工場内作業の経験を問わず新規スタッフを募集しています。
弊社は製造業界の人材不足を解決するため、人材派遣サービスを展開している会社です。
工場作業は、溶接をはじめ機械設備の製作など多岐にわたります。
雇用形態は正社員・契約社員を選択でき、労災保険・通勤手当など福利厚生も充実しておりますので、さまざまなサポート体制があります。
工場求人のお問い合わせ・ご相談は、採用情報またはお電話にてご連絡ください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。